DIYに興味があり、自宅の屋根や外壁を波板でリフォームしたいと考えている方向けに、波板の張り方について基礎知識から施工方法まで解説します。

□波トタン張り方｜基礎知識

波板の種類、選び方、必要な道具、安全に施工するための注意点などを解説します。

1: 波板の種類と選び方

波板は、素材や波形、厚さ、色など、さまざまな種類があります。

- 素材：主に塩化ビニール、ポリカーボネート、金属製があります。
塩化ビニールは安価で軽量ですが、強度が劣ります。
ポリカーボネートは強度が高く、透明性があり、採光に適しています。
金属製は強度が高く、耐久性がありますが、重量が重いです。

- 波形：波の形状は、32波、46波、60波などがあります。
波形が大きいほど強度が高くなります。

- 厚さ：厚さによって強度が異なります。
厚いほど強度が高くなります。

- 色：白色、グレー、ブラウンなどがあります。
周囲の環境や建物の色に合わせて選びましょう。

2: 必要な道具

波板を張るために必要な道具は以下のとおりです。

- 波板鋏：波板を切るための専用工具です。

- メジャー：波板の長さを測るために使用します。

- 傘釘：波板を固定するための釘です。

- 電動ドリル：穴あけ作業に必要です。

- 金づち：傘釘を打つために使用します。

- 脚立：作業をする際に必要です。

- 油性ペン：波板に印をつけるために使用します。

3: 安全に施工するための注意点

- 作業を行う前に、必ず安全対策を講じてください。

- 高所作業をする場合は、必ず安全帯を着用してください。

- 作業中は、周囲に人がいないか確認してください。

- 工具を使用する際は、正しい使い方を理解してから行ってください。

- 波板を切断する際は、必ず手袋を着用してください。

□波トタン張り方｜施工手順

波板の張り方の手順を、解説します。

1: 波板の位置決め

- 母屋間隔（下地材のピッチ）は550㎜以下にしてください。

- 軒先の出は、100ｍｍ以下になるよう位置を決めます。

2: 波板の重ね代

- 幅方向の重ね代は2.5山以上としてください。

- 重ね代は必ず固定してください。

- 風下側から葺いてください。

3: 波板を固定する時の穴あけ

- あらかじめ、穴をあける位置にマジック等で印をつけます。

- 穴は5山ごとに必ず山になる部分にあけてください。

4: 波板の固定の仕方

- 傘釘を使用する場合、傘釘を波板の山に打ち込みます。

- フックボルトを使用する場合、フックボルトの引っかけ部分をアングルに引っかけ、ナットを締め付けます。

□まとめ

波板の張り方は、決して難しいものではありません。

この記事で紹介した基礎知識と施工手順を参考に、安全に作業を進めてください。

DIYで波板を張ることで、より充実した家にしてください。
何か他にご相談などあれば、当社までご連絡ください。