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屋根の葺き方を知ろう:種類豊富な金属屋根の選び方

  • コラム
屋根のリノベーションを検討されている自宅の持ち主の皆さま、金属屋根の種類と葺き方についてお悩みではありませんか?金属屋根は様々な形状やデザインがあり、それぞれに特徴やメリットがあるため、選択肢が多くて迷ってしまうことも少なくありません。

この記事では、金属屋根の種類と葺き方について詳しく解説し、皆さまの屋根材選びのお役に立てればと思います。
金属屋根の魅力と選び方のポイントを知ることで、自宅の屋根リノベーションに最適な材料と工法が見つかるはずです。
それでは、金属屋根の世界に一緒に飛び込んでみましょう!

□屋根の葺き方について:金属屋根の種類とその魅力


金属屋根には、縦葺き、横葺き、平葺き、瓦型、菱葺き、折板など、実に多様な形状があります。
それぞれの特徴とメリットを理解することが、自宅の屋根に適した金属屋根を選ぶ上で重要です。

1:縦葺き屋根の特徴と魅力

縦葺き屋根は、屋根の頂上である棟から軒先に向かってハゼ(屋根材のつなぎ目)が降りている葺き方です。
トタン屋根というと、この形状を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
縦葺きは雨水が滞留せずに流れるため、雨漏りのリスクが低いのが特徴です。
また、横葺きよりも緩い勾配で設計できるため、屋根の形状に合わせて柔軟に対応できます。

2:横葺き屋根の多彩なデザイン

横葺き屋根は、棟と平行に段々に降りてくる葺き方です。
製品によって、横一直線に見えたり、千鳥模様に見えたりと、デザインのバリエーションが豊富なのが魅力です。
断熱材一体型の製品も多く出ているため、断熱性能を高めたい場合におすすめです。
ただし、一定以上の勾配が必要なので、建物の形状によっては採用が難しい場合もあります。

3:平葺き・菱葺き・瓦型の意匠性

平葺きは横葺きに似ていますが、段差があまり強調されない葺き方です。
銅板などを用いた一文字葺きや在来工法として広く用いられ、社寺建築の曲線美を表現するのに適しています。
菱葺きは平葺きの一種で、より意匠性を重視した葺き方です。
瓦型は粘土瓦や洋瓦を金属で再現したもので、重厚感のある佇まいが特徴です。
軽量化されているため、地震対策としても有効です。

4:折板の実用性

折板は工場や倉庫、カーポートなどの鉄骨建物に多く用いられる葺き方です。
実用性重視の建物に適していますが、住宅に用いる場合はデザイン性との兼ね合いを考える必要があります。

このように、金属屋根にはそれぞれの形状に特徴とメリットがあります。
自宅の屋根のデザインや勾配、求める性能によって、最適な金属屋根の種類が異なってきます。
次は縦葺きと横葺きの違いについて、より詳しく見ていきましょう。

□縦葺きと横葺きの種類の違いとは


金属屋根の中でも主流である縦葺きと横葺きについて、その違いを理解することは屋根材選びの上で欠かせません。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握し、自宅の屋根に適した葺き方を選択しましょう。

1:雨水の流れやすさが異なる

縦葺きは屋根の流れに沿って縦方向に屋根材を葺くため、雨水が棟から軒先へスムーズに流れます。
そのため、雨漏りのリスクが低く、緩い勾配でも設計できるのが強みです。
一方、横葺きは横方向に屋根材を葺くため、一定以上の勾配がないと雨水が流れにくく、雨漏りが発生しやすくなります。
3寸勾配以上から施工可能ですが、縦葺きほど緩い勾配には対応できません。

2:デザイン性の違い

横葺きは縦葺きに比べてデザインのバリエーションが豊富です。
様々な建物に取り入れられることが多く、勾配がつくと屋根面が見えやすくなります。


□まとめ


この記事では、金属屋根の種類と葺き方について詳しく解説しました。
この記事を参考にして、理想のリノベーションを行ってください。