瓦の雨漏りを根本から解決!家を守る補修方法を解説!
自宅の瓦屋根を大切にする方にとって、瓦屋根からの雨漏りは大きな悩みの一つです。
年月が経過するにつれ、さまざまな要因で雨漏りが発生し、それを放置しておくと家全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
この記事では、瓦屋根からの雨漏りが発生する原因と、それに対する効果的な補修方法をご紹介します。
□瓦屋根からの雨漏りが起こる6つの主な原因
瓦屋根の雨漏りはさまざまな原因によって発生します。
ここでは、その中でも特に一般的な6つの原因を見ていきましょう。
1:瓦の破損やズレ
地震や強風などの自然災害により、瓦がズレたり割れたりすることで雨水が浸入するケースがあります。
この場合、瓦の下にあるルーフィングや葺き土への水の浸透が問題となります。
瓦の破損やズレは見た目で判断できるため、早期に修理を行うことが重要です。
2:下葺き材の劣化
瓦の下に敷かれるルーフィング(防水シート)の劣化が雨漏りの一因となります。
このルーフィングが破れたり縮んだりすると、雨水が浸入してくるため、定期的な点検と必要に応じた交換が必要です。
3:棟部分の漆喰剥がれ
昔ながらの瓦屋根では、棟部分に漆喰を使用していますが、この漆喰の剥がれや割れによって雨水が浸入することがあります。
早期に漆喰を補修することで、棟瓦の崩壊を防げます。
4:板金部分のサビ
屋根の接合部分に使用される板金がサビて穴が開くことも雨漏りの原因です。
特に谷板金は雨水が集まるため、定期的な点検と必要に応じた交換が重要です。
5:葺き土の浸食
土葺き工法の瓦屋根では、葺き土が時間とともに減少することにより雨漏りを引き起こすことがあります。
葺き土の状態をチェックし、必要に応じて補修や葺き替えを行うことが必要です。
6:コーキングの破損
外壁と屋根の接合部に施されるコーキングが劣化すると、そこから雨水が浸入することがあります。
コーキングの状態を定期的にチェックし、必要に応じて補修することが効果的な対策です。
□瓦屋根から雨漏りが発生した際の対処法
瓦屋根からの雨漏りが発生した場合の補修方法には、原因に応じたさまざまな対処法があります。
ここでは、一般的な補修方法を原因別にご紹介します。
1:瓦のズレや割れ
ズレたり割れたりした瓦は、元の位置に戻したり新しい瓦に交換したりすることで修理します。
瓦は部分的に補修できるため、早期に対応することが重要です。
2:棟瓦の歪みや漆喰の剥がれ
棟部分の漆喰が剥がれている場合は、漆喰の詰め直し工事を行います。
漆喰の剥がれにより棟瓦が歪んでしまった場合は、棟の取り直し工事が必要になることがあります。
3:谷板金の劣化
谷板金が劣化して穴が開いた場合は、穴を塞ぐ補修や板金の交換が必要です。
谷板金は雨漏りしやすい部分のため、定期的な点検が重要です。
4:雨樋の劣化
雨樋の劣化や詰まりが原因で雨漏りが発生することがあります。
雨樋の掃除や部分的な交換、場合によっては全交換が必要になることがあります。
5:葺き土の流出
葺き土が流出して雨漏りが発生した場合は、葺き土を撤去して新しい野地板と防水シート、そして瓦を載せる葺き替えが一般的な対処法です。
これにより、屋根の耐震性向上や劣化のリセットが可能になります。
□まとめ
瓦屋根からの雨漏りは、瓦の破損やズレ、下葺き材の劣化、棟部分の漆喰剥がれ、板金部分のサビ、葺き土の浸食、コーキングの破損など、さまざまな原因によって発生します。
それぞれの原因に応じた適切な補修方法を行うことで、雨漏りを効果的に防げます。
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