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外壁剥がれ落ちる原因と対処法とは?費用・保証も解説

  • コラム

外壁の剥がれや剥離は、家の外観を損なうだけでなく、建物の寿命を縮める可能性も秘めています。
小さな剥がれでも、放置すると雨漏りなどの深刻な問題につながることも。

まずは、その原因を理解し、適切な対処法を知ることで、安心して住まいを守りましょう。
今回は、外壁の剥がれ・剥離の原因と対処法についてご紹介します。

外壁剥がれ落ちる原因を徹底解剖

1:経年劣化による外壁の剥がれ

経年劣化は、外壁塗装の剥がれ・剥離の主な原因の一つです。
紫外線、雨風、温度変化など、長年の自然環境への曝露によって、塗膜が劣化し、剥がれやすくなります。
塗料の種類によっても耐久年数は異なり、アクリル系塗料は3~5年、ウレタン系塗料は5~7年、シリコン系塗料は7~10年、フッ素系塗料は15年以上とされています。

しかし、これはあくまで目安であり、実際の耐久年数は、建物の場所や環境によって大きく変わります。
経年劣化による剥がれは、時間の経過とともに徐々に進行し、最終的に塗膜全体が剥がれてしまう可能性があります。

2:施工不良による外壁剥がれ落ちる原因

施工不良も、外壁塗装の剥がれ・剥離の大きな原因です。
下地処理の不足、適切な塗料の選定ミス、希釈率の誤り、乾燥不足、塗布量の不足など、様々な施工不良が剥がれにつながります。

例えば、高圧洗浄が不十分な場合、汚れや古い塗膜が残ったまま塗装されるため、塗料の密着性が低くなり、剥がれやすくなります。

また、下塗り材が適切でない場合や、下塗り・中塗り・上塗りの工程間隔が長すぎる場合も、剥がれの原因となります。
特に、塗装後1年以内などに剥がれが発生した場合は、施工不良の可能性が高いと言えます。

3:剥がれと膨れの違いを見極める

外壁の劣化症状として、剥がれと膨れはよく似た症状ですが、原因や対処法は異なります。
剥がれは、塗膜が外壁から完全に離れている状態である一方、膨れは、塗膜が外壁から浮き上がっている状態です。
膨れは、塗膜内部に水分が浸入し、それが膨張することで発生することが多く、剥がれよりも早期に発見・対処することが重要です。
剥がれと膨れの症状の違いをしっかりと見極め、適切な対処をすることが重要です。

外壁剥がれ落ちる問題への対処法

1:早期発見と専門家への相談

外壁の剥がれ・剥離を発見したら、放置せずに専門家への相談が重要です。
早期発見・対処することで、被害拡大を防ぎ、修理費用を抑えることができます。
専門家は、剥がれの原因を特定し、適切な補修方法を提案してくれます。

2:補修方法と費用相場

外壁の剥がれ・剥離の補修方法は、原因や程度によって異なります。
軽微な剥がれであれば、部分的な補修で済む場合もありますが、広範囲にわたる剥がれや、下地へのダメージが大きい場合は、全面的な塗り替えが必要になることもあります。
補修費用は、面積、使用する塗料、下地処理の必要性などによって大きく変動します。
一般的な2階建て住宅の場合、80~150万円程度が目安ですが、状況によってはそれ以上かかる場合もあります。

3:保証内容の確認とトラブル対応

外壁塗装には、業者が独自に設定する保証制度が付いている場合があります。
保証期間や保証内容をよく確認し、万が一、施工不良による剥がれが発生した場合に備えましょう。
保証期間内であれば、無償で補修してもらえる可能性があります。
しかし、保証対象外のケースもありますので、契約前にしっかりと確認することが大切です。
また、保証が適用されない場合や、業者とのトラブルが発生した場合は、消費者センターなどに相談することをお勧めします。

まとめ

外壁の剥がれ・剥離は、経年劣化と施工不良の両方が原因となり得ます。
早期発見と適切な対処が重要であり、放置すると雨漏りなどの深刻な問題につながる可能性があります。

補修費用は状況によって大きく変動するため、業者に検討してもらい、比較検討することが大切です。
適切なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な生活を長く続けることができます。