スレート壁の種類と特徴を解説!住宅の外壁材選びの参考に
- コラム
スレート壁は、そのコストパフォーマンスの良さから、多くの住宅で採用されてきた外壁材です。
しかし、近年では、よりデザイン性や機能性に優れた外壁材も登場し、スレート壁を選ぶ理由が分からなくなっている方もいるかもしれません。
この記事では、スレート壁の種類や特徴を解説します。
スレート壁の種類と特徴
スレート壁は、セメントや繊維を混ぜて焼成した、人工的な外壁材です。
自然素材のスレートとは異なり、耐久性や耐火性に優れ、コストパフォーマンスも高いことから、長年、住宅の外壁材として親しまれてきました。
1: スレート壁の種類
スレート壁は、波の高さによって、大きく3つの種類に分けられます。
大波スレートは波の高さ38~45mm、1山のピッチ(波の幅)約130mmです。
耐火性・遮音性に優れ、工場や建設現場など、火災のリスクが高い場所に適しています。
中波スレートは波の高さ18~25mm、1山のピッチ(波の幅)約63.5mmです。
かつては金属製のものが主流でしたが、現在はほとんど見られなくなりました。
小波スレートは波の高さ18mm、1山のピッチ(波の幅)約63.5mmです。
一般住宅の外壁材として最も多く使用されています。
大波スレートに比べて、軽量で施工がしやすいという特徴があります。
2: スレート壁の特徴
スレート壁は、以下のような特徴を持っています。
・コストパフォーマンスが高い
セメントや繊維など、比較的安価な材料で作られているため、コストパフォーマンスに優れています。
・耐火性・遮音性に優れる
不燃材料に指定されているため、火災のリスクを軽減できます。
また、遮音性にも優れ、騒音を抑える効果も期待できます。
・カビやこけが発生しやすい
表面がザラザラしているため、汚れが溜まりやすく、カビやこけが発生しやすいという欠点があります。
・撥水性が低い
スレート自体は防水性能が低いため、定期的な塗装が必要です。
スレート壁を選ぶメリットとデメリット
スレート壁は、コストパフォーマンスの良さや耐火性・遮音性に優れるなど、魅力的な外壁材ですが、一方で、汚れやすく、撥水性が低いなど、注意すべき点もいくつかあります。
スレート壁を選ぶデメリットは、主に以下の点が挙げられます。
・汚れやすい
表面がザラザラしているため、汚れが溜まりやすく、掃除が大変です。
特に、雨風や紫外線に晒される外壁は、汚れが目立ちやすくなります。
・撥水性が低い
スレート自体は防水性能が低いため、雨水が浸透しやすく、カビやコケが発生しやすくなります。
定期的な塗装が必要です。
・耐久性が低い
他の外壁材と比べて耐久性が低く、長年使用していると劣化し、ひび割れや剥がれなどが発生する可能性があります。
・メンテナンスが必要
定期的な塗装や補修が必要になります。
メンテナンス費用がかかる場合もあるため、事前に予算を立てておく必要があります。
まとめ
スレート壁は、コストパフォーマンスに優れ、耐火性や遮音性にも優れた外壁材です。
しかし、一方で、汚れやすく、撥水性が低いなど、注意すべき点もいくつかあります。
スレート壁を選ぶ際は、メリットとデメリットを比較検討し、ご自身の住宅に適しているかどうか判断する必要があります。
スレート壁の選び方としては、耐久性やメンテナンス性を重視する場合は、厚みのある大波スレートを選ぶのがおすすめです。
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