サイディングの張り替え時期はいつ?劣化症状と必要なタイミングを解説
- コラム
そろそろ家のメンテナンスについて考え始める時期ではないでしょうか。
特に気になるのが、外壁のサイディング。
「いつ張り替えたらいいのかわからない。」
「劣化症状を見逃さないか不安。」
そんな悩みをお持ちのあなたのために、サイディングの張り替え時期と劣化症状について詳しく解説します。
この記事を読めば、サイディングの適切なメンテナンス時期が理解でき、安心してマイホームを守ることができます。
□サイディング張り替えはいつ必要?
サイディングの張り替えは、築年数や劣化症状によって必要となるタイミングが異なります。
「築年数が経てば、必ず張り替えが必要になる」というわけではありません。
しかし、適切な時期に張り替えを行わないと、家の寿命を縮めたり、思わぬトラブルにつながったりする可能性もあります。
そこで、ここではサイディングの張り替えが必要となる具体的な目安と、見逃しがちな劣化症状について詳しく解説していきます。
1:サイディングの寿命
サイディングの寿命は、材質や施工方法によって異なりますが、一般的には30~40年程度と言われています。
しかし、これはあくまでも目安であり、実際の寿命は建物の環境やメンテナンス状況によって大きく変わります。
例えば、日当たりの良い場所に建っている家は、日当たりの悪い場所に建っている家よりも劣化が早く進む傾向があります。
また、定期的にメンテナンスを行っている家は、そうでない家よりも寿命が長くなる傾向があります。
2:張り替えが必要となる目安
サイディングの張り替えが必要となる目安は、以下のとおりです。
・築25年以上経過している
・サイディングに目立った劣化症状が見られる
・部分補修や重ね塗りなどのメンテナンスを繰り返している
3:見逃しがちな劣化症状
サイディングの劣化症状は、見た目では分かりにくい場合もあります。
以下に、見逃しがちな劣化症状とそのサインをまとめました。
・色褪せ:サイディングの色が薄くなったり、均一ではなくなったりしている
・サビや腐食:サイディングにサビや腐食が見られる
・塗膜の膨れや剥がれ:サイディングの表面が膨らんだり、剥がれたりしている
・チョーキング:サイディングの表面を触ると白い粉が付く
・下地の劣化:外壁を押すと柔らかい、ふかふかする
・反りやひび割れ:サイディングに反りやひび割れが見られる
・ボロボロ崩れ落ちたりする:サイディングがボロボロ崩れ落ちたりする
これらの劣化症状が見られる場合は、早急に当社のような専門会社に相談することをおすすめします。
放置すると、家の寿命を縮めたり、雨漏りやシロアリなどの被害につながる可能性があります。
□サイディングの劣化症状と張り替えが必要なサイン
サイディングの劣化症状は、様々な要因によって発生します。
ここでは、具体的な劣化症状とその特徴、放置した場合のリスクについて詳しく解説していきます。
また、専門会社に相談すべきサインも紹介します。
1:色褪せ
サイディングの色が薄くなったり、均一ではなくなったりする現象です。
これは、紫外線による劣化が主な原因です。
放置すると、サイディングの表面がボロボロと剥がれてくる可能性があります。
・美観の悪化
・サイディングの強度低下
・雨水の浸入
2:サビや腐食
サイディングにサビや腐食が見られる場合は、金属製のサイディングが使用されている可能性があります。
金属製のサイディングは、雨水や塩分などに弱いため、腐食しやすいです。
放置すると、サイディングが穴が開いたり、強度が低下したりする可能性があります。
これらの症状を放置すると、以下のようなリスクがあります。
・サイディングの強度低下
・雨水の浸入
・腐食の進行
3:塗膜の膨れや剥がれ
サイディングの表面が膨らんだり、剥がれたりしている場合は、塗膜の劣化が原因です。
塗膜は、サイディングを紫外線や雨水から守る役割をしています。
塗膜が劣化すると、サイディングは紫外線や雨水に直接さらされ、劣化が加速します。
放置した場合のリスクは以下の通りです。
・美観の悪化
・サイディングの強度低下
・雨水の浸入
4: チョーキング
サイディングの表面を触ると白い粉が付く現象です。
これは、塗膜が劣化し、粉状になって剥がれ落ちている状態です。
チョーキングは、サイディングの劣化が進行しているサインです。
放置すると次のようなリスクがあります。
・美観の悪化
・サイディングの強度低下
・雨水の浸入
5:下地の劣化
外壁を押すと柔らかい、ふかふかする場合は、サイディングの下地が劣化している可能性があります。
下地は、サイディングを支える重要な役割を担っています。
下地が劣化すると、サイディングが剥がれ落ちたり、強度が低下したりする可能性があります。
放置すると次のようなリスクがあります。
・サイディングの強度低下
・雨水の浸入
・建物の構造への影響
6: 反りやひび割れ
サイディングに反りやひび割れが見られる場合は、地震や台風などの外力によって発生した可能性があります。
また、サイディングの材質や施工方法が原因の場合もあります。
放置すると、サイディングが剥がれ落ちたり、雨水の浸入につながったりする可能性があります。
放置すると次のようなリスクがあります。
・美観の悪化
・サイディングの強度低下
・雨水の浸入
7:ボロボロ崩れ落ちたりする
サイディングがボロボロと崩れ落ちたりする場合は、深刻な劣化が進行している可能性があります。
このような状態では、早急に専門会社に相談し、張り替えを検討する必要があります。
放置すると次のようなリスクがあります。
・美観の悪化
・サイディングの強度低下
・雨水の浸入
・建物の構造への影響
8:専門会社に相談すべきサイン
・サイディングに上記の劣化症状が見られる
・築25年以上経過している
・サイディングの張り替え時期がわからない
これらのサインに当てはまる場合は、早急に専門会社に相談し、点検・診断を受けることをおすすめします。
□まとめ
サイディングの張り替えは、築年数や劣化症状によって必要となるタイミングが異なります。
築25年以上経過している場合は、目立った劣化症状がなくても張り替えを検討する必要があります。
また、サイディングに色褪せ、サビ、塗膜の剥がれ、チョーキング、下地の劣化、反り、ひび割れ、ボロボロ崩れ落ちたりなどの劣化症状が見られる場合も、早急に専門会社に相談することをおすすめします。
適切な時期に張り替えを行うことで、家の寿命を延ばし、安心して住み続けることができます。