火災保険を使って屋根工事をしたいと考えているみなさま。

この記事では申請方法から注意点まで、安心して進められるように詳しく解説します。

□火災保険で屋根工事をするときの手順

火災保険を使って屋根工事をしたいと考えている方は、まず申請の手順を理解することが重要です。

1: 保険会社への申請

被害にあったら火災保険会社に連絡し、保険金請求の手続きを始めます。この時、被害の状況を写真に収めておきましょう。

保険会社に、屋根の損傷状況や修理費用などを伝え、保険金請求の手続きを進めます。

2: 保険金請求書類の準備

保険会社から必要な書類を提出するよう指示されます。
保険金請求書、見積書、破損箇所の画像など、保険会社が求める書類を揃えましょう。

3: 保険会社の現地調査

保険会社は、申請内容に基づいて現地調査を行います。
調査の結果、保険金が支払われるかどうか、支払われる場合はどの程度の金額が支払われるのかが決まります。

4: 保険金の受け取り

保険会社の審査が通れば、保険金が支払われます。
保険金を受け取ったら、専門業者と工事の内容について契約を結びます。

5: 専門業者との契約

保険金の受け取り後、専門業者と工事の内容について詳細に話し合い、契約を結びます。

契約時には、工事内容や費用、工期などをしっかりと確認しましょう。

6: 工事の施工

契約に基づいて、専門業者による工事が開始されます。
工事が完了したら、仕上がりを確認し、問題なければ完了となります。

火災保険の申請は、必ず契約者自身で行う必要があります。

火災保険の申請代行サービスを行っている業者もありますが、書類作成のサポートや破損箇所のチェックなどの手助けを受けても、保険の申請は任せてはいけません。

もしも契約者ではない人が保険の申請をしてしまった場合、契約違反となり保険金が受け取れない可能性が高いです。

火災保険の申請を代行サービスに依頼するのは構いませんが、必ず申請は契約者本人が行わなければいけないことを覚えておきましょう。

□火災保険で屋根工事ができるケースとできないケース

火災保険は、自然災害や偶然起きた事故で生じた損害をカバーする保険です。
そのため、すべての屋根の修理が火災保険の対象になるわけではありません。

1: 火災保険で屋根工事ができるケース

・台風や暴風、旋風などの自然災害によって屋根が破損した場合
・大雪やひょうによって屋根が破損した場合
・落雷や物体の落下によって屋根が破損した場合
・火災によって屋根が破損した場合

2: 火災保険で屋根工事ができないケース

・経年劣化による損傷
・契約者や被保険者の故意・重大な過失・法令違反による損害
・修理業者の施工不良による損害

経年劣化は、時間経過によって自然に起こる現象であり、火災保険の対象外となります。

また、契約者や被保険者の故意による損傷や、修理業者の施工不良による損傷も、火災保険の対象外となります。

火災保険で屋根工事を検討する際は、上記のようなケースを理解し、誤った申請やトラブルを防ぐようにしましょう。

□まとめ

火災保険を利用した屋根工事は、適切な手続きと知識があれば、安心して進められます。

屋根工事をご検討の際は、屋根リフォームのプロである当社にご相談ください。